蚕のお世話から繭の収穫まで!繭クラフト&シルク化粧水まで作れる養蚕農家体験(夏の1Dayバージョン)

販売価格

1組(子ども1人+大人1人) :¥17,600(税込)

製作した繭クラフト作品とシルク化粧水のお土産つき
人数追加は、大人・子どもとも【8,800円/名】です

〜5月の体験ページこちら

お申し込み
開催日時&残席状況
(◯:あきあり △:あとわずか ✕:満席)

07月21日(月) (祝)10:00-14:30    (○)
07月30日(水) 10:00-14:30    (○)

開催場所

影森養蚕所と秩父市影森公民館

ギフテで大好評となっている、絹(シルク)を生み出す蚕のお世話から繭の収穫まで行う養蚕農家体験が、夏の特別1Dayバージョンとして新登場です。

日本の近代化を支えた養蚕業は、2000年の歴史を持つ人類の伝統文化でもあります。最盛期には全国に約220万戸もあった養蚕農家は、現在はわずか130戸余りと希少な存在になっています。

今回の体験の舞台は、養蚕の盛んだった埼玉県の秩父市に唯一残る養蚕農家です。 明治時代から続く5代目養蚕農家の久米悠平さんが講師を担当します。

体験の中では、歴史と伝統のある養蚕設備や桑畑を見学し、蚕の餌やりから、繭の収穫までを実際に体験できます。

また、絹の成分を抽出したシルク化粧水作りと、繭を使ったクラフト体験を行い、お土産としてお持ち帰りいただけます。

これまでも大人気だった養蚕農家体験ですが、今回は夏の特別バージョンとして、涼しい公民館の会場も用意し、また夏休みの自由研究などにも役立てるよう、養蚕についてより充実した学びを準備した1Day体験になります。

蚕のお世話と繭の収穫、そして絹のクラフトと化粧水作りを通して、人類の知恵と歴史を体感できる、希少価値の高い夏の養蚕農家体験に、ぜひ親子でお越しください。


 ▼明治時代から続く養蚕農家を訪れて、蚕と繭の本物体験をします


日本の近代化を支えた養蚕業を、蚕のお世話から繭の収穫まで体験!


今回の体験は、文化的にも生物的にも多くの魅力がある「養蚕」がテーマです。蚕(かいこ)とはカイコガの幼虫で、蛹(さなぎ)になる際、美しい光沢のある糸を吐いて繭(まゆ)を作ります。

50-10万年前から人類は動物の毛皮などを衣服とするようになり、8000年ほど前に羊毛が登場しました。その後、植物の綿花から糸を紡ぐ綿(めん)が始まり、2000年ほど前から、蚕の作る繭からとった絹(きぬ・シルク)が登場します。

製糸業が盛んになってからは、生糸の原料である繭を生産する養蚕農家は日本中に広がりました。最盛期には全国に約220万戸もあった養蚕農家ですが、現在はわずか130戸余りと希少な存在です。

このように人類の歴史と深い関わりを持つ養蚕を営む伝統的な農家さんが、今回の体験の舞台です。



養蚕の魅力は文化的な側面だけでなく、生き物としての蚕にもあります。

体験の冒頭では、体験の冒頭では、蚕をよく観察し、蚕の生態を楽しく学べるスケッチを行います。

続いて、蚕の大好物である桑の葉が生い茂る桑畑を訪れます。収穫した桑の葉は、後ほどおこなう蚕の餌やり体験で使います。

 ▼桑摘みをする久米先生。当日は桑の葉や畑の管理について解説します。


桑畑を見学したら、いよいよ蚕とふれあう養蚕体験です。人によってはちょっと怖いかもしれませんが、近くで見ると蚕はかわいらしく、そして食いしん坊です。

久米先生に蚕の説明をしてもらったら、先ほど自分で収穫した桑の葉を与える蚕の餌やりにも挑戦します。夏以外の季節は人工飼料を与えるので、桑の葉を用いた蚕の餌やり体験も夏限定のアクティビティになります。



蚕の餌やりを終えたら、繭を作るため回転蔟(まぶし)と呼ばれる道具の組み立て体験も行います。蚕の生態を学びながら、自分の手で養蚕を体感していきます。

最後に、繭の収穫を擬似体験します。繭の収穫期は蚕の飼育スケジュールや気候などにより不確定のため、体験プログラム用に蔟に設置した模擬の繭を収穫する体験もおこないます。

 ▼蚕が繭を作れるよう工夫された蔟(まぶし)の様子


繭からできるお肌に良い「シルク化粧水」作りも体験し、お土産に!


体験の中で収穫した繭は、生糸の生産以外にも様々な用途があります。

今回は養蚕業の新しい可能性を模索している久米先生と一緒に、繭からできる化粧水作りの体験を行います。



1粒の繭からはおよそ1500メートルもの長さの生糸がとれると言われていますが、この繭はフィブロインとセリシンというタンパク質でできています。

このセシリンは水溶性で、人の肌に潤いを保つタンパク質と非常に似た構造をしているため、近年は化粧品としても注目を集めています。



今回はそんな養蚕の新しい可能性にふれるために、シルク化粧水作り体験にもチャレンジします。

シルク化粧水は、お子さまが描いたイラストを用いたオリジナルパッケージにしてプレゼントしますので、ご家庭でお試しください。

シルク化粧水作り体験は、暑さを避けるため、ベースキャンプとしてご用意している影森公民館で実施するので、夏でも安心してお楽しみいただけます。

 ▼参加者がデザインしたシルク化粧水ボトルの例


夏バージョン限定の繭クラフト体験!


歴史ある養蚕農家での本物体験だけでも貴重な機会ですが、夏バージョンは更に楽しく学べるアクティビティを追加します。

1つは「秩父銘仙を使った繭クラフト体験」です。秩父銘仙(チチブメイセン)とは、秩父地域で伝統的に作られている絹織物のことで、秩父における代表的な産業として栄えてきました。

 ご参考:秩父銘仙についての解説

この秩父銘仙の布と繭を使って、人形やお花などを形取った「繭クラフト」を製作しましょう。

ただの工作ではなく、素材について体験を通して深く知った後で、楽しい創作活動をすることで、学びも楽しみもより深くなります。

 ▼秩父銘仙をまとった繭クラフト人形(※イメージ)


また、繭から糸を紡ぎ出す「糸取り体験」も、簡易的なバージョンですが自分の手で実施してもらえます。

今回の1Day体験では、蚕を育て、繭を作って収穫し、その繭を糸取りして生糸を作り、その生糸から作る繭製品作りまで、一貫して体験してもらえます。

 ▼繭からの糸取りのイメージ、当日はこれより簡易的な道具を用いて体験してもらう予定です


養蚕が盛んだった秩父市で最後の1軒として続く、伝統ある養蚕農家が舞台!


本体験のプロデュースは、秩父・長瀞エリアで自然探求体験を企画・運営している株式会社SHINLOCALさんです。秩父エリアに残る養蚕文化をもう一度活性化させたいと、今回の企画を立ち上げてくれました。

メイン講師と会場の提供は、稚蚕から育てる秩父市唯一の養蚕農家の5代目である久米悠平(くめ ゆうへい)先生と小澤茉莉(こざわ まり)先生です。

 ▼養蚕農家の新しい可能性を拓く活動に取り組む久米先生


 ▼久米先生と一緒に養蚕業を営む小澤先生


体験の中では、明治時代から続く歴史ある養蚕所を見学しながら、蚕の餌やりや、蚕のおうちの蔟(まぶし)作り、繭の収穫などを体験していきます。

 ▼古くからある養蚕所を案内する久米先生


久米さんは現在も養蚕業を営んでいるので、専門的な道具や機械もたくさん見学できます。回転蔟と言われる繭を作る道具など、貴重な先人の知恵と歴史を体感していきましょう。



当日は秩父市影森公民館に集合し、すぐ近くの養蚕農家の古民家や桑畑へ出発します。夏の暑い時期のため、長時間の屋外活動は本物体験の時間のみとし、スケッチやクラフトは快適な公民館で行います。

秩父市影森公民館は、秩父鉄道「影森駅」より徒歩3分と良アクセスで、お車の場合でも、公民館の駐車場を無料で利用できます。

 ご参考:秩父市影森公民館




蚕のお世話と繭の収穫、そして絹のクラフトと化粧水作りを通して、人類の知恵と歴史を体感できる、希少価値の高い夏の養蚕農家体験に、ぜひ親子でお越しください。


先生プロフィール

講師1:久米悠平(くめ ゆうへい)先生(写真)
大学卒業後秩父市内にて明治時代から続く家業の養蚕に従事。
高校時代に養蚕を学び「基幹産業として盛り上げていきたい」と強く考えるようになり、養蚕農家の5代目として養蚕の存続に努めている。生糸や昆虫食、化粧品、秩父銘仙、秩父太織など「誰かに必要とされる養蚕」を目指し、地域循環型養蚕を実践している。また、稚蚕から育てる秩父市唯一の養蚕農家。

講師2:小澤茉莉(こざわ まり)先生
東京科学大学(旧 東京工業大学)環境・社会理工学院 博士後期課程2年。修士課程より日本の養蚕・絹文化に関する調査を開始。現在は養蚕業を中心に科学技術の歴史に関する研究を展開中。埼玉県秩父市を拠点とする「影森養蚕所」にて5代目養蚕農家の夫とともに養蚕の実践も行う。

アシスタント:清水 勇多(しみず ゆうた)先生
株式会社SHIN LOCAL 代表取締役
埼玉県長瀞町を流れる荒川の川ゴミ問題改善を目的に始まったプロジェクト「WITH RIVER」 をブランドとして立ち上げ。上長瀞駅で無人駅活用プロジェクトや、学習をテーマにしたアウトドアプログラムも展開している。

★講師はどちらか1名になる可能性があります。またアシスタントは、同等の経験がある別の先生が務める場合があります。

対象年齢

小学校1年生から中学3年生

未就学児は保護者の安全管理のもとでご参加可能、3歳児以下は安全のためご来場をご遠慮ください。

学べる要素

考えるチカラ

開催日時&残席状況
(◯:あきあり △:あとわずか ✕:満席)

07月21日(月) (祝)10:00-14:30    (○)
07月30日(水) 10:00-14:30    (○)

開催場所

影森養蚕所と秩父市影森公民館

集合場所

「秩父市影森公民館」
地図はこちら

秩父鉄道「影森駅」より徒歩3分
お車の場合、現地に無料駐車場あり

定員

15組30名程度
最小催行:8組以上

提供元

株式会社 SHINLOCAL

持ち物/服装

汚れてもよい服装・靴
軍手
お弁当
飲み物
筆記用具(油性のマジックペンなど)

当日のスケジュール

09:45~10:00 受付
10:00~10:20 オリエンテーション
10:20~10:50 シルク化粧水作り体験
10:50~11:00 養蚕農家へ移動
11:00~12:00 本格養蚕農家体験(桑の葉収穫、繭の餌やり、回転まぶし作り、繭収穫など)
12:00~13:00 公民館に戻ってランチタイム
13:00~14:00 繭クラフト体験
14:00~14:30 クロージング

備考

・室内での実施のため、雨天でも開催します。
・当日は高速等で渋滞が予測されますので、お車の場合はお時間に余裕をもってお越しください。
・シルク化粧水は幅広く安全性と効用が確認された化粧品ではありますが、ご使用前には一度パッチテストをしてご自身の肌に合うか確認した上でお使いください。

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